なぜタイヤの「硬さ」が冬の安全を左右するの?
多くのドライバーはスタッドレスタイヤの寿命をタイヤの溝の深さ(プラットフォーム)で判断しています。
しかし、トレッドの溝が十分に残っていてもタイヤが経年劣化で硬くなると氷上性能が著しく低下するのです。
硬さのチェック方法やタイヤ硬度計の使い方を知りたい人は最後まで読んでください。
この記事を読めば保管しているスタッドレスタイヤが、今年も雪道で性能を発揮できるか判断できます。

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スタッドレスタイヤはゴムの硬さで交換時期を判断
一般的にスタッドレスタイヤが本来の性能を発揮できるのは3〜4年が目安とされています。
タイヤの硬さは見た目や手でさわった感覚だけでは正確に分からないので、デュロメータといわれるタイヤ硬度計でゴムの硬度を測定します。
タイヤ硬度計によるゴム硬度の測定と交換基準
以下の硬度の目安を参考にスタッドレスタイヤの状態を確認してください。
| 判定 | ショアA硬度(目安) | 状態 |
| 使用可能 | 50〜58 | 新品〜まだ柔らかい |
| 残り寿命あり | 58〜62 | 性能低下しはじめ |
| 交換検討 | 60〜65 | 氷上性能がかなり落ちる |
| 交換必要 | 65〜70 | 冬道では危険 |
| 使用不可 | 70以上 | 夏タイヤと同等の硬さ |
測定硬度(ショアA)60が境界線
一般的にスタッドレスタイヤの硬度が60を超えると氷の上で止まる性能が急激に低下しはじめます。

硬度60を超えたら交換を考える目安です!
新品なのに硬いスタッドレスタイヤの原因と見分け方
新品のスタッドレスタイヤでも硬度測定したら交換目安の60に近いタイヤがあります。
メーカーやブランドによって氷上性能と耐久性のバランスを考えて、少し硬めに設計されているからです。
新品時から硬いスタッドレスタイヤの場合は「自分のタイヤが新品だった時の数値」を基準にして、そこからどれだけ硬くなったかで判断しましょう。
自動車整備士がおすすめするタイヤ硬度計
タイヤ硬度計にはプロが使用している精度の高いものから、一般ユーザー向けの安価なものまで数多くあります。
自動車整備士の筆者がおすすめのタイヤ硬度計は以下の3点です。
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ブリヂストン ゴム硬度計(置針型)
ブリヂストン ゴム硬度計(置針型)は有名タイヤメーカーの名前を冠しているが製造は西東京精密なので測定結果への信頼性が高い。
正確に測定する必要があるプロや、予算が高くても最高の品質と信頼性を求める人におすすめです。
\ プロの信頼にこたえる /
ストレート タイヤ硬度計
カー用品や工具を扱う「ストレート」ブランドのタイヤ硬度計で置針機能を備えており、最大硬度をしっかりと把握できる。
価格も4千円台で購入できるので、タイヤ硬度計をはじめて買いたい人におすすめです。
\ 自分でチェック/
OBEST ゴムタイヤ硬度計(デジタル)
OBEST ゴムタイヤ硬度計はデジタル表示なので、アナログの針を読むのが苦手な人でも数値を読み間違える心配がない。
測定値を画面に固定するホールド機能があり、暗い場所や見にくい場所での測定後に手元で確認しやすい。
\ 初心者でも失敗しない /
タイヤ硬度の正しい測り方

タイヤ硬度計の使い方はとてもシンプルです。
以下の手順を守れば初心者でも安全かつ正確にタイヤの硬さを測定できます。
測定環境の準備
- 場所の確保: タイヤを平坦で硬い場所(コンクリートや硬い板の上など)に置きます。
- タイヤの清掃: 測定するトレッド面(接地面)のゴミや汚れを拭き取り、乾燥させます。
硬度計を垂直に当てる
- 硬度計(押針部)を測定したい箇所(一般的にトレッド中央)に完全に垂直に合わせます。
- 重要: 力が均等にかかるよう、斜めにならないように注意してください。
測定値を読み取る
- 硬度計をタイヤ表面にゆっくり、一定の力で押し当てます。
- 押し当ててから約2〜3秒間キープし、針や数値が安定した時点の値を読み取ります。
- アナログ式: 置針機能があれば、最大値(保持された針の位置)を読み取ります。
- デジタル式: 表示された数値を読み取ります(ホールド機能があれば活用)。
複数箇所を測定する
トレッドの中央、内側、外側など、少なくとも3〜5か所を選んで、上記の手順で測定を繰り返します。
平均値を算出する
- 測定した複数の値から平均値を算出します。
- 平均値が、そのタイヤの硬度として最も信頼できる数値となります。
スタッドレスタイヤに求められる性能

スタッドレスタイヤには氷上や雪上はもちろん、乾燥した路面や雨で濡れた路面でも操縦安定性が求められます。
氷上性能
凍結した路面(アイスバーン)で安全に走行するための最も重要な性能です。
- 密着性・グリップ力: 低温でも硬化しにくい柔らかい特殊ゴム(コンパウンド)を使用し、氷上の微細な凹凸に密着してグリップ力を発揮する能力。
- 除水性能: 氷の上にある滑りの原因となる水膜を瞬時に取り除く能力(発泡ゴムなどの技術が関わる)。
- 制動性能(ブレーキ): 凍結路面でしっかりと短い距離で停止できる能力。
- 旋回性能(コーナリング): 凍結路面で滑りにくく、安定してカーブを曲がれる能力。
雪上性能
積雪路面(圧雪路や深雪)で安全に走行し、スタック(空回り)を防ぐための性能です。
- 駆動力・トラクション: 雪をしっかりと踏み固めたり(雪柱せん断力)、溝の角(エッジ)で雪を引っかいたりして、前に進む力を得る能力。
- 制動・旋回安定性: 積雪路面での停止や方向転換が安定して行える能力。
- 排雪性能: 溝から雪をスムーズに排出し、雪詰まりを防ぐ能力。
ドライ・ウェット性能
冬期でも雪や氷がない、乾燥した路面や雨で濡れた路面を走行する際の性能です。
- ドライ性能: 乾いた路面での操縦安定性やしっかり感。
- ウェット性能: 濡れた路面でのグリップ力や制動性能。(スタッドレスタイヤは特性上、夏タイヤよりも性能が劣りがちですが、新製品では改善が進んでいます。)
硬くなったスタッドレスタイヤの3つの危険性
スタッドレスタイヤの「硬さ」は寿命を判断するうえで重要なチェックポイントであり、硬化が進むと本来の性能が大きく低下します。
氷上・雪上でのグリップ力と制動距離の低下
スタッドレスタイヤは低温の氷や雪の表面にある微細な凹凸に密着し、グリップ力を生み出すのが特徴です。
スタッドレスタイヤが硬化すると路面への密着性(追従性)が失われてグリップ力が低下し、ブレーキを踏んでから停止するまでの距離(制動距離)が大幅に伸びます。
発進時やカーブを曲がるときにスリップや横滑りを起こしやすくなります。
ひび割れによる損傷・バーストのリスク
ゴムが硬化すると弾力性や伸縮性が失われるため、走行中の負荷や衝撃でひび割れ(クラック)が発生しやすくなります。
表面の小さなひび割れが進行し、タイヤ内部のコードにまでたっすると、走行中にタイヤが破裂する「バースト」につながる可能性が高まり危険です。
操縦安定性の悪化
ゴムの柔軟性が失われると雪道や凍結路でのハンドル操作に対する車の反応が鈍くなり、思い通りのラインをトレースするのが難しくなります。
車体が滑りやすくなるため、高速走行時や急な挙動変化があった際に車の安定性が大きく損なわれます。
まとめ:タイヤ硬度計で安全にスタッドレスタイヤ管理
スタッドレスタイヤの性能低下は見るだけでは分かりにくく、同じ見た目でも 硬度60と硬度70では氷上性能が大きく違うので感覚だよりでは危険です。
タイヤ硬度計を使えば、だれでもデータに基づいた管理が可能。
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製造年数が新しくても悪い環境で保管されていたタイヤは硬くなるので、年数より硬度のほうが正確な劣化指標になります。
スタッドレスタイヤの硬度は「60」を目安に交換を検討しましょう。






