「車中泊って雨の日はどうすればいいの?」
せっかく車中泊に出かけたのに、あいにくの雨。
換気できないし靴はビショ濡れ、車内は結露でぐっしょり、そんな経験はありませんか?
雨の車中泊に慣れていないと、たった一晩で「もうやめようかな」と思ってしまうことも…
そこで、本記事では雨の日でも快適に車中泊ができる『実践的な雨対策』をわかりやすく、まとめて解説します。
- 雨の日の車中泊でよくあるトラブルとその原因
- 雨天でも快適に過ごすための基本対策
- 換気・結露・荷物濡れへの具体的な対処法
- 雨対策に役立つ便利グッズの選び方
- 雨音を活かしたリラックス術や車内の楽しみ方
雨の車中泊に必要な準備・グッズ・過ごし方のコツまで、車中泊ビギナーでもすぐに真似できる内容ばかりです。

雨も味方にできる車中泊のコツが手に入りますよ。
雨天でも快適に車中泊するための対策

雨の車中泊を快適に過ごすには、あらかじめ備えることが大切です。
基本となる雨天対策をチェックしておきましょう。
- 換気が難しくなる
- 荷物やクツがぬれる
- 結露や雨音で眠れない
- 屋外行動がしづらくなる
対策① 換気を確保する
雨の日の車中泊では窓を全開にして換気ができずに車内がジメジメしてきます。
湿度が高いと結露やカビの原因となります。
対策としては換気扇を設置して強制的に換気するのがおすすめです。
対策② 結露と湿気を防ぐ
雨の日の車中泊では車内の湿度が高まり、結露が発生しやすくなります。
電源不要で手軽に使える除湿剤と、高い除湿力を発揮する除湿機の二つの選択肢があります。
車内に除湿剤やシリカゲルを設置することで湿度をコントロールすることができます。
最近では車のドリンクホルダーにも設置できる、コンパクトな除湿器が車中泊の使用にも適しています。
対策③ タープやオーニングで行動を自由に
雨の日の車中泊では車外での行動が制限されるので、タープやオーニングを設置すれば雨を気にせず荷物の出し入れもしやすくなります。
タープやオーニングがあれば雨の日でも心地よい外空間をつくれるので、車中泊の自由度が一段と高まるでしょう。
雨対策に役立つおすすめ車中泊グッズ

道具をうまく活用すれば雨の日でも快適な車中泊が可能になります。
ここでは便利な雨対策グッズをご紹介します。
換気扇
車種専用に設計された換気扇やUSB排気ファンをDIYして設置すれば車内のプライバシーを保ちながら換気ができ、車中泊時の快適性が向上します。
換気の際は防虫ネットを併用して虫の侵入を防ぐことも重要です。

ポーターブルエアコン
夏や冬の車中泊だと換気だけでなく車内の温度を調整する必要があります。
冷暖房機能のあるポーターブルエアコンが1台あれば快適に車内で過ごせます。

除湿機・サーキュレーター
雨の日の車中泊では車内の湿度が上がりやすく、結露やカビの原因となります。このような状況を防ぐためには除湿機やサーキュレーターの活用が効果的です。
コンパクトなUSBポータブル除湿機は車内の限られたスペースでも設置しやすく、湿気を効率的に除去できます。
家庭用の除湿剤を活用するのも経済的です。
サーキュレーターは車内の空気を循環させ湿気を均一に拡散することで、結露の発生を抑える効果があります。
除湿機や除湿剤と併用することでより効果的な湿度管理が可能です。

タープやオーニング
タープやオーニングは車のサイドやリアに取り付けて簡易的な屋根を作れます。
雨の風景を見ながらタープ下で調理をしたり、コーヒーを飲みながらくつろいだりといった時間を楽しめます。

レインブーツ
雨の日の車中泊では車外に出る際に足もとが濡れることが多いので、レインブーツがあれば足もとが濡れて不快な思いをせずに済みます。
レインブーツは防水性が高く、折りたたみ式のものを選べば収納もコンパクトで便利です。
\ コンパクトに折りたためる /

防水マット・靴ケース・傘ホルダー
雨天時の車中泊では濡れた靴や衣類が車内を汚す原因となります。そのため、防水マットや靴ケースの使用がおすすめです。
防水マットは車内の床に敷くことで泥や水分の浸透を防ぎ、清潔な状態を保つことができます。
取り外して洗えるタイプを選べばメンテナンスも簡単です。
靴ケースは濡れた靴を収納することで車内の湿度上昇や臭いの発生を防ぎます。
傘ホルダーは濡れた傘を車内に持ち込む際に他の荷物やシートを濡らさずに収納できるアイテムです。
車のドアポケットやシートバックに取り付けられるタイプが多く使い勝手も良好です。
ノイズキャンセル機能付き耳栓
雨音が気になって眠れない場合、ノイズキャンセル機能付きの耳栓が効果的です。
ノイズキャンセル機能付きの耳栓は外部の音を遮断し、静かな環境を作り出すことで眠りやすくなります。

ポータブルトイレ
雨の日の車中泊ではトイレへの移動が困難になるのでポータブルトイレがあると外に出ることなくトイレを利用できます。
雨天時の車中泊を安全に過ごすために
「こんなときどうすれば?」と感じる不安は多いはず。
雨天車中泊でよくある疑問とその答えをわかりやすくまとめました。
強雨時の安全対策は?
強い雨が降っている時の車中泊では安全を最優先に考える必要があります。
視界が悪くなるほどの豪雨や道路が冠水する恐れがある場合は無理に移動せず、安全な場所で待機することが重要です。
ハザードマップを活用して浸水の危険性がある地域を避けるようにしましょう。
天気予報や気象情報を常にチェックし豪雨の予報が出ている場合は、事前に安全な場所に移動するかホテルに宿泊するなど計画の変更も大切です。
避けるべき駐車場所は?
雨天時の車中泊では駐車場所の選定が非常に重要です。
- 河川や用水路の近く:増水や氾濫のリスクがあります。
- 低地や窪地:雨水が溜まりやすく、冠水の恐れがあります。
- 斜面の下や崖の近く:土砂崩れの危険性があります。
- アンダーパスや地下駐車場:排水が追いつかず、急激に水位が上がる可能性があります。
安全な駐車場所としては舗装された平坦な場所や屋根付きの駐車場、高台にある駐車場などが挙げられます。
事前に駐車場の情報を調べ、雨天時でも利用可能な場所を選ぶことが重要です。
まとめ|車中泊の雨対策で快適な旅を実現するために

雨天時の車中泊では湿気や結露、外出時の濡れなど、さまざまな課題が生じます。
これらの問題に対処するためには事前の準備と適切な対策が不可欠です。
起こりやすい問題 | 対策方法・グッズ |
---|---|
換気が難しくなる | ドアバイザーの装着、USB扇風機やサーキュレーターの使用 |
荷物や靴が濡れる | 防水マットや靴ケースの利用、防水性の高いレインブーツの着用 |
結露や雨音で眠れない | 除湿機の設置、耳栓やホワイトノイズマシンの使用 |
屋外行動がしづらくなる | カーサイドタープやオーニングの活用、ポータブルトイレの設置 |
強雨時の安全対策 | 天気予報の確認、安全な高台への移動、ハザードマップの活用 |
避けるべき駐車場所 | 河川や低地、斜面の下、アンダーパスや地下駐車場など |
トイレ移動の工夫 | ポータブルトイレの設置、防水性の高いレインウェアや傘の準備、懐中電灯の携帯 |
これらの対策を講じることで、雨の日でも快適で安全な車中泊を楽しむことができます。事前の準備と情報収集を怠らず、安心して旅を続けましょう。